愛し*愛しの旦那サマ。

まぁね。

そうは騒いでも、臣くんは妙な気を起こすような男のヒトなんかじゃないってコトは、よぉーく知っているから、問題は無い。

問題は無い、んだけど……

やっぱりイヤだよね。


愛する旦那サマが、明らかに好意むき出しの女と行きも帰りも一緒だなんて、


か な り イ ヤ だよね。


と、そんな怒りの念もありつつ、キープ偽笑顔。(実ハ、コノ一ヶ月大変デシタ……)



「奥様、おひとりですかぁ?」

「ええ、ちょっと、旦那(←キョウチョウ)から頼まれたおつかいに」

「そうなんですね~」

「ソウナンデスヨ~」


「……」
「……」


何、コノ空気……

微妙な空気が流れたところで、


「奥様、今からちょっとお時間ありますか?」

「はい?」

「うちのマンションの隣りにある喫茶店でお茶でもしません?」


ナゼだかお茶に誘われた私。


「いえ、主人が待っているので申し訳ないですが、ご遠慮しておきます~」


丁重にお断りするが、


「いいじゃないですかぁ~、そこの喫茶店コーヒーが美味しいんですよ~」


腕を捕まれ、強制連行……


チョット。

何コレ。


一体、どんな展開ですか?

< 248 / 498 >

この作品をシェア

pagetop