愛し*愛しの旦那サマ。


時刻は夜の七時過ぎ……


こんな時間に一体、誰?

臣くんが帰ってくるには、まだ早いし……

っていうか、臣くんだったらインターフォン鳴らさないし。


誰?


そう思いながら、インターフォン画面を見ると、


「!」


画面に映るのは、女子で一番大好きな理沙子姉さんじゃありませんか。


「理沙子~?連絡ナシに来るって珍しいね~」


そうインタフォーン越しに声をかけると、


『えっ?何それ』


という、理沙子の言葉。


「?」


私も意味がよく理解できずに、思わず首を傾げる。

すると、


『ちょっと、アンタ、さっき幸代に連絡済みって言ってたよね?どういうこと?』


理沙子が振り返り、尖った口調で誰かに説明を求めている。


「り、理沙子?」


誰か一緒なの?


と、尋ねてみると、


『あ~、幸代ちゃん?俺だよ~俺~』


「……」


画面越しに手を振ってくる塚本の姿が。



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