愛し*愛しの旦那サマ。


「やだっ!離れてっ!塚本っ!離れてってばぁっ!」

「臣の顔見ると癒される~」

「キモイッ!変態っ!うざいっ!」


臣くんに引っ付いて離れようとしない塚本の背中をポカポカと叩きながら、叫ぶ私。


「アンタ達、近所迷惑でしょうが……そして、臣くんにも……」


帰宅するなり、騒がしい私と塚本に絡まれてしまった臣くんに同情しながら、


「あ、臣くん、おじゃましてまーす」


こんな時間までスミマセン、


と、理沙子が声をかける。


「まぁ、武井はいいとして、何でコイツまでいるわけ?」


すりよる塚本を冷静に見ながら、尋ねる臣くん。


「暇してるからって、勝手な解釈して、理沙子まで巻き込んで突然、訪問してきたのっ!」


信じられないでしょ~っ!?


と、塚本に負けじと臣くんの腕に摑まり、涙目で簡潔に説明。



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