愛し*愛しの旦那サマ。

しかも―…


「結婚はしてやる。けど、式とか写真は却下だから」

「あ、ハイ」

「で、お前、仕事続けるの?辞めるの?」

「いえ……まだ、そこまで具体的に考えては……」

「あと、お前の両親に挨拶行くの、来月の連休でいい?」

「は、ハイ……」


……


何だか、イキナリ、具体的な話に進むという急展開。


「じゃあ、俺、そろそろ寝るけど、お前どうすんの?」

「えっ?ね、寝ます」

「じゃあ、テレビ消すぞ」

「あ、どうぞ」


テレビを消して、そのまま寝室へと入った私と臣くん。


何だか全く予想もしなかった展開に、ベッドに入っても、


アレ?さっきのって一体、どんな展開??

でも、結婚とか、仕事どうするとか、両親に挨拶とか……具体的な話出てたよね?

しかも、さらりと式と写真を拒否されちゃった感じ??

いや、今はその問題は置いておくとして―…


“結婚はしてやる”


って、臣くん言ったよね?

じゃあ、私達、結婚することになったのかな?

まさか、一晩寝たら何もなかったことにされてたりしない……よね?




たくさんの“?”を抱えながら、眠りに着いた一年前のあの日。


次の日、何だかドキドキしながら、目を覚ましたのを覚えてる。


そう……

目を―…


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