愛し*愛しの旦那サマ。
「臣くん……」
「近所のコンビニへ出かけさせるくらいの事で、お前が帰るまで心配して待つような過保護な男にさせるなよ」
「は、はい……でも、私、色々と頑丈だから大丈夫だとは思います……」
「そういう問題じゃないんだけど」
「ゴメンナサイ……」
確かに、ここ最近の私は臣くんに心配かけすぎだ……
そう思って、しょんぼりしていると、
「別に怒ってるわけではない」
と、臣くんが私を抱き寄せた。
「でも……最近、謝ることばかりで本当にゴメンナサイ……」
「全くだな。反省はしろ」
「う゛……」
そして、
「とりあえず、俺も心配するってことはちゃんと覚えておけ」
そんな臣くんの言葉に、
「うん……」
こくり、と頷く私。
そうなんだ。
臣くんって、私がこんな面倒な性格でも特別怒ったりはしないんだよね。
まぁ、不機嫌になることは多々あるけど―…