たとえ、これが恋だとしても~あなたとSweet sweets~
こんな甘い言葉をかけられて、冷静でいられる女の子がいるのだろうか。そんなことを思う亜紀は顔を真っ赤にしながら俯くことしかできない。そんな彼女に甘い声はかけられ続ける。
「これ以上苛めると嫌われるかな? でも、それくらい亜紀ちゃんのことが好きなの。分かってくれる?」
囁きかけられる言葉に、亜紀はどう返事をすればいいのかが分からない。先ほどまではどこか冷めた感じで『結婚は契約だ』と言っていたはず。それなのに、今の態度からは甘い雰囲気しか感じられない。
そんな相反する惟の態度に、亜紀の頭がついていけるはずがない。今の彼女は真っ赤になった顔のままで彼を見つめるだけ。そんな彼女をもう一度ギュッと抱きしめた惟は、蜜のように甘い声で語りかける。
「混乱しているよね? それは仕方がないと思うけど、さっきの返事くれないかな? 婚約はまだ無理だと思うけど、お付き合いはしてくれるよね?」
「え、えっと……それって、今、お返事しないといけませんか?」
冷静に考えればそうしなければならないことは明白。しかし、今の亜紀は思考回路がどこかぶっ飛んでしまっている。だからこそ、彼女は真っ赤になりながら、どこかずれた発言をすることしかできない。そんな彼女に惟は笑いながら応えている。
「うん、欲しいな。それに、今の状況で断るっていう選択があるとは思ってないし。だって、亜紀ちゃん、真っ赤になってるよ。それって、僕のこと意識してくれてるんでしょう? それなら、結婚を前提にして付き合ってくれてもいいよね?」
「これ以上苛めると嫌われるかな? でも、それくらい亜紀ちゃんのことが好きなの。分かってくれる?」
囁きかけられる言葉に、亜紀はどう返事をすればいいのかが分からない。先ほどまではどこか冷めた感じで『結婚は契約だ』と言っていたはず。それなのに、今の態度からは甘い雰囲気しか感じられない。
そんな相反する惟の態度に、亜紀の頭がついていけるはずがない。今の彼女は真っ赤になった顔のままで彼を見つめるだけ。そんな彼女をもう一度ギュッと抱きしめた惟は、蜜のように甘い声で語りかける。
「混乱しているよね? それは仕方がないと思うけど、さっきの返事くれないかな? 婚約はまだ無理だと思うけど、お付き合いはしてくれるよね?」
「え、えっと……それって、今、お返事しないといけませんか?」
冷静に考えればそうしなければならないことは明白。しかし、今の亜紀は思考回路がどこかぶっ飛んでしまっている。だからこそ、彼女は真っ赤になりながら、どこかずれた発言をすることしかできない。そんな彼女に惟は笑いながら応えている。
「うん、欲しいな。それに、今の状況で断るっていう選択があるとは思ってないし。だって、亜紀ちゃん、真っ赤になってるよ。それって、僕のこと意識してくれてるんでしょう? それなら、結婚を前提にして付き合ってくれてもいいよね?」