最後の夏休み Last Summer Days.
「アンタ、サーファー?」



そうじゃないことはわかってた。



「違うよ」



からかいたくなるくらい、アナタが純粋なんだと気付いていたから。



「―――小説家」



そうやって名乗るのが何だかおかしくて、笑ってしまってごめんね。



「………笑うなよ」



これが、アタシと小説家。


< 21 / 201 >

この作品をシェア

pagetop