【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~

ワインレッドのエプロン姿で登場したリサに迎えられ、私達はその扉の奥へと進んだのだけれど…。


…!???


な、なにココっ!



何百人の人が入れるのでは無いかと思ってしまうほどの広いリビング。

そして、大理石で出来てるであろうキッチンに、奥に見える和室には何故かどっしりとした松まで飾ってある。



「……。」

「……。」



その光景に圧倒される私達。

けれど、奥の白い扉から登場した人物に更に驚かされる事となった。



「やぁ。いらっしゃい二人共。…ボーッとしてないで中にあがりなよ?」



!!!!!?

「……ぶっ!」



…せ、せんせ。


先生が噴出しちゃうのも無理は無い。

だって…。


ワイン片手に登場した桐谷先生。

水色のシャツに白のベスト。
そしてリサと同じように、ワインレッドのネクタイを締めているその姿。

けれど、唯一つ、その姿に似つかわしくないサンタの帽子がちょこんとその頭に乗っていた。


…もしかすると、今日という日を一番楽しみにしていたのは桐谷先生なのかも…?


すぐ横で肩を震わせ、更にはハハハッと声を上げ始めた先生に私の体はビクンッと跳ねた。


わ、笑っちゃう気持ちも分かるけど…。

失礼すぎるってばぁ~!

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