【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
私の性格を知ってから知らずか。
そんな言葉を発するリサが、今は子悪魔に見えて仕方が無い。
「蒲生先生をドキドキさせたいんでしょ?」
「そ、それはそうだけど…。」
だからって何で、このやり方なの!!?
バクバクと鳴り響く心臓に、次第に目の奥がツーンとし始める。
そんな私の頭をポンポンとなで、まるで子供をあやすかのようにリサが優しく呟いた。
「ドキドキさせたいなら時には勇気も必要!大丈夫。私もいるから。ね?」
「う…うん…。」
そう力なく頷いた私をギュッと抱きしめたリサが、一体どんな顔をしていたのかなんて、いっぱいいっぱいの私には考える余裕も無かったの。