【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
「…くみぃ。大丈夫?」
着替えを終えてから、どれぐらいたったんだろう…。
お酒が進む二人を残し、その輪からこっそり抜け出してきたリサが、小声でそう呟き私の顔を覗き込んだ。
「な、何が?!」
「何がって、あんたねぇ…。」
必死に笑顔を作って見せるけど…。
目の前のリサの表情はどこか不安げ。
きっと何もかも見透かされてるんだろうな。。
そっと背中に当てられた手の体温がジーンと伝わり、彼女の優しさに甘えてしまいそうになる。
香水の香りが心地よい。
それなのに。
リサが側にいるのに…やっぱり私のポカンと空いてしまった穴が埋まる事はなくて。
チラリと先生を見ればハハハッと声を上げ、何やら会話が盛り上がってる様子…。
そのまま眠ってしまおうかな…なんてボンヤリしていると。
「ねぇ。くみ。いっその事、蒲生先生の事なんてほっといて盛り上がらない?!」
「ふぇ?!」