【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
その声に一瞬にして意識が戻り、視線を向ける。
…ほ、ほっとくって。
すると、何故かニヤニヤしてるリサの顔。
気になるけれど、すぐに赤ワインの注がれたグラスが手渡され、間を与えないままその口を開いた。
「向こうも楽しんでるみたいだしっ!こっちも楽しもうよ!せっかくなんだしさ。」
パチっとウィンクして見せ、自らのグラスをググッと傾ける。
あっというまにその中身が空になり、呆気にとられてしまう私。
けれど、プハーッ!と叫んだリサを見て、何故か言い表せない程の爽快感を感じちゃって…
…そうだよね。
折角、リサが色々頑張ってくれたパーティなんだもんっ。
一度失敗したぐらいでクヨクヨしてちゃダメよ。
…うんっ!また次があるんだからっ!!
リサに続き私も負けじとグラスを傾け、一気に飲み干した。