【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
【蒲生side】

*

くみがサンタの格好で登場して、どれぐらいたっただろうか。

一瞬で目を奪われた俺は、第一声をなんて口に出して良いのか分からず、ただただその姿をジッと見つめて固まっていた。

いつもの可愛らしい顔を赤らめ、首を包むは白いポンポンのついた赤いリボン。

そして、くっきりとした鎖骨のその下にある盛り上がった胸。

ソレを包む白いファーから伸びる赤い衣装はピッタリとその体のラインを表し、ショーツが見えてしまいそうなぐらい短い。

けれど何よりも驚いたのは、その衣装の下に見え隠れする黒い物。

説明されなくともこの年になるまでにそのぐらいの知識は当たり前にあるもので。

ストッキングの一部を引っ張りながらも、その綺麗な足に少し食い込むようなソレは、今までの彼女のイメージを大きく変えてしまう程の衝撃を俺に与えた。



”エロい”とか”いやらしい”とか…。

そんな言葉で表現できないぐらいの。



…冷静になるんだ。。



今すぐにでも押し倒して滅茶苦茶にしたい欲求を必死に押し殺す。


今いるこの場所が、自分の家だったらと。

こんなにも後悔した事は、人生の中で一度たりとも無かったような気さえしてくる。


きっと、彼女自身予想外だったのだろう。

恥ずかしそうにモジモジと衣装を引っ張り、全身をピンク色に染めた姿は、更に俺の理性を奪っていった。

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