【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
叫んだ俺の目に映るは、リサちゃんの後ろ姿。
けれども、その奥にあるくみの存在は紛れも無く俺の”理性”を全て奪う物となった。
「あっ…つぅい~~~」
そう何度も繰り返される言葉。
そして、リサちゃんの華奢な体では隠しきれていないその姿は、真っ赤な衣装をウエスト部分まで引き上げ、今にも脱ぎだそうとしている。
…やばいっ!!
反射的にだろうか。
ふらついていてもおかしくない今の現状で体が勝手に動き、気づけばその小さな存在を腕に抱いていた。
「ご、ごめんなさい。蒲生先生っ!く、くみ飲みすぎちゃったみたいでっ!」
「…。」
きっと、突然起こった出来事に混乱しているのだろう。隣で必死に謝るリサちゃん。
その姿に、同じく混乱する自分自身を何とか冷静に保ち、「ごめんね。」と俺は一言呟いた。
そんな中、取り乱す俺を見たからなのか。
クスクスと笑う一人の人物。
「蒲生先生。安心してください。二人が着替える時に使ったあの奥の部屋、実はゲストルームになってるんで。良かったら。」