【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
すると、心の中を読まれてしまったのか。
スッと私の耳元に顔を近づけた先生が一言。
「…めちゃくちゃキスしたくなる顔。」
!!!!!???
「なっ…!!!」
「ハハハハハッ!」
カッと込み上げた熱が、顔中にその色を出しているのが分かる。
きっと今の私はさっきよりも間抜けな顔。
し、信じらんないっ!!
そんな私を見て更に声を上げた先生からプイッと顔を背け、そのままネオンが光り輝く街中を歩き出した。