【番外編】ロマンティックに抱きしめて。~ドキドキを貴方へ~
そうして、日は流れ迎えた当日。
ギュッと私の手を握り締めたまま歩幅を合わせて歩く先生の横顔を、チラリと見た。
鼻歌なんて歌っている姿は、きっと”楽しみじゃない”という事では無いはず。
今回の事を先生に伝えた時、正直どんな顔されるか不安だったけれど。
『クリスマスパーティ?』
そう言って、目を丸くした先生を思い出す。
そんな先生にリサからのあの言葉を伝えた私。
すると、暫く黙り込んだ後。
『分かった。楽しみにしてると伝えて。』
そう微笑んでくれた。
思えば、今日は先生と付き合って始めてのクリスマスで。
本当は”二人きり”なんて考えてみたりもしたけれど。
私一人じゃ、先生を楽しめる事なんて出来そうに無いんだもん…。
だから、今日という日を皆で楽しもうと提案してくれたリサにはとても感謝の気持ちでいっぱいだった。
「…そういえば。プレゼント交換のやつって何準備したの?」
ふいに声をかけられ、その手荷物に視線を向けた。
「えっ!?あぁ。アロマキャンドル。リサ、最近雑誌に載っているの見て可愛いって言ってたから。」
「へぇ~。いいな。女の子らしい。」