オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【16】 偽副社長現る

佑月side~

「…俺自身…副社長の重圧に耐えれない所があって…和に少しの間だけ…俺の振りをして貰った…後は…和本人に訊けばいい」




「おいっ!?臣お前…!?」



臣さんは私たちを残して副社長室に戻った。



「…そのブリーフケースは私の知る副社長のモノです…」




「…素直に認めるよ…俺は臣の振りをしてこの会社に副社長として出社していた…君にも臣の振りをして手を出した…」




「・・・」




「俺は君に嘘を付いた悪い男だ…」




「…私に囁いた言葉も嘘だったんですか?伊澤和さん」



「それは…」



目の前のエレベーターが停まり、扉が開いた。






< 164 / 318 >

この作品をシェア

pagetop