オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「教えてください!!」



私も彼の乗った金属の箱の中に入った。




「逃げないで…」



私は和さんの上着と袖を掴む。



「…最初に君を抱いたのは…紛れもなく臣だ…俺じゃない…俺は君を騙していたんだぞ」




「…それでも…」




私は二匹の同じ顔をした獣に騙された…馬鹿な子羊。



「私はスキ…」




私は大胆に和さんに抱き付いた。




そうだ…これが私の求めた温もりだ…



「佑月…」




和さんの両手が私の背中に回り、互いの身体が密着する。







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