〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―
「お邪魔します。」
わたしは一ノ瀬先輩に続いて室内に入った。
「ボーカル希望か?」
「はいっ!!」
「チッ…今年も多いな。
言っておくが、入部したら同学年同士でくんでもらう。いいな?」
「はいっ!!」
「…フン。じゃあ、歌って見ろ。」
そういわれた。
しかし
「…ちょっと機材いじっていいですか?」
「はぁ?
ダメだ。素人にイジらせる訳ないだろ。
オレはお遊びでやってんじゃないんだよ。
趣味でやりたいんなら、他当たれ。」
「違いますっ!!
…確かに、興味だけで進学してきたのはそうですけど、でもっ…!」
「やっぱりおまえもオレ目当てかよ。
…それじゃあ、入部は許可できねぇ。」
その言葉に、反論できなかった。