バスケ部員と同じ屋根の下
胸を借りるだけの練習試合だけど…



千影君たちは本気だ。


相手チームは巧みなチームプレイで千影君たちのチームワークを崩し…先制点となるシュートを決める。



千影君も長い前髪を揺らし、青い瞳で敵選手に鋭い視線を向けながら必死にボールを追い駆けていく。



唯の練習試合なのに…みんな…コートの中の千影君たちに必死にエールを送る。


私も声を枯らしてエールを送った。




千影君が敵からボールを奪う。




敵のディフェンスを右に左にと巧みなフェイントでかわす。




迸る千影君の汗がキラキラと輝く。



千影君の背中に鳥の羽根でも生えてるかように凄い高さまでジャンプしてダンクシュートを決めた。










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