如月魔法学園 津瀬部!
たぶん…お母さんとお祖父ちゃんは私の霊力を見て…
私を匿うことにした─。
…そして…今現在、まだ“世界のトップ”に立っているお父さんも。
─恐らく、お父さんがネックレスに霊力を閉じ込めたのだと、容易に見当がつく。
「緊張するけど、頑張るしかないのよ、麗華。」
励ますように、葉月がそう言う。
─…そうだよね。
ここでうじうじしてたって…なにも変わらない。
だったら、始めから挨拶を堂々とやってやろうじゃないか!
意地でもやるんだ麗華!
自分に負けるなんて、性に合わないぞ、麗華!
よーし!全力でやったれ麗華ぁぁ!