如月魔法学園 津瀬部!
私はそう言うと、ネックレスを着けた。

トールは雷属性の上に接近戦に優れている。
体のまわりに電気をまとっているのか。

てことは、──をトールに───ば…。

─よし、この作戦でいこう。

作戦を決め、心の中で詠唱をし、ある神を出した。

それは─

「お久し振りです。水の神、水龍のウォーリュ様。」

水の神、水龍だった─。

「え?本当に?」

「─アイツ、本当だったのか。」

「麗華さん、すごいですね。」

「アイツすげぇな!神出しちまったよ!」

水龍のウォーリュを見て騒ぐ、津瀬部の男性陣。

「久しぶりだな。麗華。今日はどうした?」

「トールに水を浴びさせてほしいのです。」
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