やくたたずの恋
「それから、パンストは止めておけ。ガーターを使え、ガーターを」
「ちょ……ちょっと! 何してるんですか!」
 顔を真っ赤にしながら、雛子はスカートを押さえる。それでも中へと顔を突っ込む恭平に、「貧乳キック」をおみまいしようと、怒りのこもった脚を持ち上げた。
「きゃー! お嬢ちゃん、ストップストップ! それ以上はダメよ!」
 後ろにいた悦子が雛子を羽交い締めにして、必死で引き留める。
「これは、影山ちゃんなりのジョークなのよ! エロジョークよ! これぐらいのことを笑顔で流せないと、この仕事はやっていけないわよ!」
「流すぅ!? こんなことされて、流せる訳ないじゃないですか!」
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