ワガママ狼男と同居始めました。
「んーー、いい空気!!」
「感想がババくさい。」
バスから降りて深呼吸をしている私に寝ぼけ眼の志木がコソっと話しかけた。
そのまま通りすぎる志木を鋭くにらみ、奏達のところに向かった。
「じゃあ、B組の人たちは私の後についてきてくださーい。」
先生が手をあげて指示を出し、私たちは割り当てられた部屋に入った。
「よかった~、結構広いよね!」
岡田ちゃんと一緒に荷物を投げ捨てて、部屋の中をはしゃぎ回る。
「ヤバい!テンションあがるー!」
「すぐ食堂集合だよー。」
他の子達と奏に言われ、私と岡田ちゃんは大人しく食堂に向かった。