神さまだった君へ

プロローグ

生まれてはじめて、奇跡にすがった。

彼女の話がウソであってくれるなら、
片方の眼、片方の腕、片方の脚、そのすべてを失くしてもよかった。

そして・・奇跡は、おこらなかった。



ところが反面、こういうことだってできる。

すべてが、奇跡だったと。


そう。
奇跡ってものは、水中から拾い上げた石みたいで、
水の底にあったときみたいにはけっして美しくはないんだ。



だからこそ、ぼくは気づかなかった。

君が、神さまだってことに。

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ここって、なにをどう書けばイイわけ? 表紙なんてタイトルだけだろ、ふつう。 だからタイトルは『NO RULE』だよ。 意味なんてきくなよな。 高校の出席が2年のとき100日なかった。 そんなワタシでも、意味わかるんだからさ。 おまえ、シアワセになりたいか? シアワセになるのに、RULEはあるのかって、 ずっと、考えたんだ。 オヤジと、しながら、ね。 ま、いまも考え中だけど。 ま、そういうことだ。

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