先生
「これなに?」
私は疑問すぎて聞いてしまった。
「いいから、そこにいて。」
と、斗真に言われた。
私と咲は顔を合わせて、なんだろ?って顔をした。
「えー、卒業証書授与。」
斗真がそう言うと、後ろにいる後輩が賞状らしきものを斗真に渡した。
「山本咲。」
「はい。」
名前を呼ばれた咲は斗真に促され一歩前に出た。
「あなたは、バスケ部のマネージャーと言うより、悠人先輩のマネージャーでしたね。」
「ちょっとー!」
冗談っぽく言う斗真に咲が怒ってる。
「って言うのは嘘で、いつも僕たちのために一生懸命働いてくれてました。とにかくバスケが大好きで、僕たちのバスケも大好きだといつも言ってくれていました。その言葉で僕たちは頑張ることができていました。天真爛漫なあなたは何も考えてないように見えて実はいつも僕たちのことを考えてくれていて、なんでもお見通しなあなたは僕たちの良き相談相手でした。いつも僕たちと一緒に戦ってくれてありがとう。三年間お疲れ様でした。卒業、おめでとう。」
斗真は咲に賞状らしきものを渡した。
「…ありがと。」
咲は目に涙を浮かべてた。
みんなは咲に向けて拍手をしている。