好きのおもさ
「あ、加奈ちゃん。
どうしたの?今日はいつもよりテンション低いけど…
具合でも悪いの?」
ここで働くのが長い人から、声をかけられた。
この人は本当に優しい人。
仕事仲間で一番信頼している。
きっと年はもう少しで50なんだろうな。
そろそろ白髪がお見えになり始めている。
「大丈夫ですよ。
仕事にはなんの支障も来さないようにしますから」
と言って更衣室に向かった。
ただの調理場での雑務だというのに、いちいち仕事の制服を着なければならない。
でもまぁそれがここの決まりだから、仕方ないか。
「お疲れ様でした」
ようやく仕事が終わり、再度更衣室に向かう。
閉店1時間前に、上がらせてもらえる。
あとはベテランの作業みたいだ。
同年代の人は、数人いる。