好きのおもさ

「あ、加奈ちゃん。


どうしたの?今日はいつもよりテンション低いけど…


具合でも悪いの?」


ここで働くのが長い人から、声をかけられた。


この人は本当に優しい人。


仕事仲間で一番信頼している。


きっと年はもう少しで50なんだろうな。


そろそろ白髪がお見えになり始めている。



「大丈夫ですよ。


仕事にはなんの支障も来さないようにしますから」


と言って更衣室に向かった。



ただの調理場での雑務だというのに、いちいち仕事の制服を着なければならない。


でもまぁそれがここの決まりだから、仕方ないか。







「お疲れ様でした」



ようやく仕事が終わり、再度更衣室に向かう。


閉店1時間前に、上がらせてもらえる。


あとはベテランの作業みたいだ。



同年代の人は、数人いる。


< 134 / 471 >

この作品をシェア

pagetop