好きのおもさ

早く帰りたいと思わないのかな….


とりあえず私は帰ろう。


帰りの支度が済んだことだし。





<数日後―>


いつものように体育祭の練習は行われる.


今日は午後からの練習だ。



練習の合間の休憩時間になると、私はいつものように自分のクラスのテントに入る。


もちろん一番端っこに顔を俯けて座り込む。



座り込んで少しした時…


隣に誰かが座り込んだ。


何でいちいち私の隣に座るの?


とは思ったが、顔を上げない。


そして数秒したら….



「野山…友広」


「え?!」


もう他人から口にされることが無くなったと思った、この名前。


また違う人から聞くとなるとは…思わなかったのに。


それにこの人があの子の名前を言ったのと同時に、顔を上げてつい声を出してしまった.


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