好きのおもさ
「へぇ~
一応気にしてんだ、トラウマのこと」
やっぱり、この人…知ってるんだ.
「いや、違うかもよ?
ただ告っても断られたとかあるかも。
告ってくれる人なんていなさそうだし」
ニヤリとしながら白川さんに蔑まれる。
「そんなんじゃないですよ!!
あの日から私は…」
「そっか、そっか.
結構気にしてんたんだ・・・」
中島くんがそう言うと・・・
「「人殺し」」
2人の息がぴたりと合い、私に言った。
今まである程度の距離を保ちつつ、ずっと2人の姿を見ながら話をしていた。
だけどその単語が出ると、私はつい目を反らしてしまった。
すると少しずつ2人は私との距離を縮めていく。
「あんたのせいで友くんは死んだんだ。
あんたが友くんと関わりを持たなかったら今頃…
そう思うと悲しくなる。
だから同時に、友くんの命を奪った人が憎いんだ!!」
白川さんが中島くんの一歩先に立つと、私に長年の恨みがこもったような感じで言った。