好きのおもさ

「へぇ~

一応気にしてんだ、トラウマのこと」


やっぱり、この人…知ってるんだ.


「いや、違うかもよ?

ただ告っても断られたとかあるかも。


告ってくれる人なんていなさそうだし」


ニヤリとしながら白川さんに蔑まれる。



「そんなんじゃないですよ!!


あの日から私は…」


「そっか、そっか.


結構気にしてんたんだ・・・」


中島くんがそう言うと・・・


「「人殺し」」


2人の息がぴたりと合い、私に言った。


今まである程度の距離を保ちつつ、ずっと2人の姿を見ながら話をしていた。


だけどその単語が出ると、私はつい目を反らしてしまった。


すると少しずつ2人は私との距離を縮めていく。



「あんたのせいで友くんは死んだんだ。

あんたが友くんと関わりを持たなかったら今頃…


そう思うと悲しくなる。


だから同時に、友くんの命を奪った人が憎いんだ!!」


白川さんが中島くんの一歩先に立つと、私に長年の恨みがこもったような感じで言った。


< 152 / 471 >

この作品をシェア

pagetop