好きのおもさ

そんなこと、言われなくたって分かってるよ。


「でも、私は…」


次の言葉が言えなかった。


白川さんの目に涙が溜まっていたのだ。



「おまえがいなければ、俺たちの関係は上手くいっていた!

俺たちはおまえを許さない!!


だけど今の段階では、あんたのしでかしたことは黙っておくよ」


中島くんが泣いている白川さんを支えながら私に言う。


「今になってもわからないよ…

あの時、どうすれば・・・・・」



「うるさい!


殺人者の言い訳なんか聞きたくない!

俺たちの復讐を楽しみにしとけ。


逃げたら容赦しねぇからな」


怒りに満ちた中島くんは言うと、白川さんと一緒に屋上から出て行った。



私は…どうしようもできない。


これからどうすべきか。


今屋上にいる時点で、あの時のことが少し思い出されてしまう。



『お姉ちゃん、楽しいね!!


まだまだ遊んでていいよね?』


ワクワクしながら、あの子は私に訊いた。


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