好きのおもさ
コイツ…単純すぎる。
呆れてしまう。
すぐに私から遠のく宇川くんは、またもや野次を飛ばされる。
「何言ったんだよ~」
同調するかのように、私は宇川くんの頭を一発叩いた。
「は?」
本人は何で叩かれたのか、わかってない様子.
当たり前だ。正当な理由が無いから.
「・・・・・・」
私の方を向き直った宇川くんは、何か言いたそうだったが、何も言ってこなかった。
その理由はわからない.
同時に、授業開始の合図が鳴った。
授業中、時たま宇川れおとの方を見ていた。
いくら端っこの列っていったって、一番前は一番前。
平気で寝ている。
だから先生の注意が絶えない.