好きのおもさ

「れおと…

そんなこと言って…


寂しいのか?」



「てかれおとくんってそんなキャラだっけ?」



周りの人がひそひそと話す。




「そんなんじゃねぇよ」



照れながらその人たちを否定する。



ったくも.私の本を振り回して周りに意見を主張しないでよ。




私は宇川くんの背中を一発平手で叩き、「返して」と言った。



「やだね.

おまえはこれがねぇと、過ごしてられないんだろ?


だから俺、これをちょっと没収しておく」



なんのためにそんなことするんだよ。



イライラを抑えつつも、私は反抗する。



「どうして?」



すると彼は私の耳元で囁く。



「おまえが構ってくれないからじゃんかよ」




きっと冷やかされるのが嫌だから、こそっと言ったんだろう。



< 175 / 471 >

この作品をシェア

pagetop