好きのおもさ
「れおと…
そんなこと言って…
寂しいのか?」
「てかれおとくんってそんなキャラだっけ?」
周りの人がひそひそと話す。
「そんなんじゃねぇよ」
照れながらその人たちを否定する。
ったくも.私の本を振り回して周りに意見を主張しないでよ。
私は宇川くんの背中を一発平手で叩き、「返して」と言った。
「やだね.
おまえはこれがねぇと、過ごしてられないんだろ?
だから俺、これをちょっと没収しておく」
なんのためにそんなことするんだよ。
イライラを抑えつつも、私は反抗する。
「どうして?」
すると彼は私の耳元で囁く。
「おまえが構ってくれないからじゃんかよ」
きっと冷やかされるのが嫌だから、こそっと言ったんだろう。