好きのおもさ
「「おおーーー」」
「あの読書しないれおとがな」
勝手に盛り上がられている。
もう。
「そんなわけじゃねぇっつうの。
誰が読むか!!」
案外と必死に否定している宇川れおと。
そこに少し笑いやら怒りが生じる。
「だったら何で没収すんの?
いいから返してよ!!」
なかなか返してくれない宇川くんに、とうとう私は強硬手段に出た。
宇川くんが席に座ってるにも関わらず、無理矢理机を覗き込み机の中で本を探すことにした。
「やめろって!!」
肩を突かれ、拒まれる。
何でそんなに本気で私を突き放そうとするの。
「さっきから後で返すって言ってんだろ!!
何でおまえ、わかんねぇんだよ」