好きのおもさ
感情の赴くまま、言葉をぶつけている。
ついつい早口でしかも怒鳴りつけてる。
クラスの中で止めようとしてくれるのがわかるが、行動できてない。
それに宇川くんも黙ってる。
「なにぎゃーぎゃー言ってんだよ」
私を止めに来てくれる人がいた。
でも同じクラスの人じゃなく、違うクラスの人。
その人は・・・中島くんだった。
私は途端に言い返せなくなった。
「ああ!昴君だ」
「やっぱりあの子、いい性格してるー」
女子の声が聞こえる。
そっか。この人は私とちがって、いい人なんだ。
転校して間もないし。
白川さんは・・・いない。
「ゴメン・・・」
「加奈ちゃんが冷静さを取り戻した!!」
「もしかして加奈ちゃんってさ・・・」
「ね!
昴君、好きなんじゃない?」
宇川くんに群がってる女子が口々に言う。