好きのおもさ

「私が心を開くことなんて無いから!!


だから... 私を気にかけないで!!」


私は吐き捨てるに言うと、歩き出した.


彼が話しかけてきたから、止まってしまっていたのだ.



「おまえさ、何に怖がってんだよ?」


彼は長身で、それを活かし私の前に立ちはだかった.


「過去」


これだけ言って私は彼の隣を通り過ぎようとした.


「何が「言っとくけど、私は自分の過去を言う気、全然無いから」」



後ろに振り返り彼が言おうとしたことを遮って言った.


「じゃあ俺、立山が話してくれるようにもっと仲良くする!」


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