好きのおもさ
「1つだけ教えてあげる」
「何だよ」
…間を開けるつもりなんてなかったのに…
言葉を続けようとしたのに。
息が詰まってその先を言えずに、宇川くんの返事を聞いてしまった。
そして私は覚悟して宇川くんに伝えた。
「もう少しで私の本当の姿がわかると思うよ。
嫌でもみんなが噂する…」
私はそんな予感がしていた。
事件のことが学校中に知れ渡る気がしている。
みんなが私が起こしたことを知り、冷ややかな目で見ると思う。
苦しい日々がすぐそこまで来ている気がする。
私の予感に、宇川くんは返事をしてくれない。
「何だよ、それ…」
やっぱり理解してくれてない。
いいんだ、今は。
いずれかはわかるんだから。
今私は、自分の目が熱いことに気がつく。
どうしてだろう….