好きのおもさ
でも私が謝ったことよって、朝壬さんは私が捉えた方向を理解した。
「そういうことじゃないの!!
とにかくみんな、一緒に楽しみたいってこと!!」
「なにはともあれ加奈ちゃんは、気にしないでいいってこと!!」
グラスに炭酸ジュースを入れていた新山さんが、少し中身を残したグラスを置いて発言した。
新山さんの発言を素直に受け取った私は、動いてなかったグラスを持った手を動かし、ジュースを飲んだ。
しばらくして、場は盛り上がっていた。
それぞれで時に大きな声を出したり、時に笑い合ったりとこの状況を楽しんでいる。
時折全体を任されている進行者が前に出て、何かを言っていた。
みんながその人に耳を傾けてる中、私は特に重要視しなかった。
それぞれで盛り上がってる中、私は壁のある所まで下がりもたれている。
正直料理を粗方食べたから、帰りたい。
だけどそんなことしたら、空気を悪くしそうな感じがする。
『何で… 何であんたなの…』
『何であんたがこの場にいるの?』
『なに?!
あたしがうるさいって言いたいの?
もういいよ!!
あんた、出て行って!!」