好きのおもさ
肘で目を覆う。
こんな気持ちになる必要はないんだ。
もうあの時から…封印しなくちゃいけないんだ。
でも何で…友広くんは私の夢に出てきたの?
これまでに出てきたことは、ないとは言えないけど。
こんな楽しい感じで出てくるのは、初めてだ。
友広くん…天国でどう思ってるの? 私のこと。
やっぱり許すわけないよね。
私はあなたの未来を奪ったんだから。
『すごいすごい!!
ぼく、お母さんとお父さん以外で一緒にバスに乗ったの初めて!!』
6年前のあの日、私は6歳の友広くんと一緒にバスに乗っていた。
友広くんが△○デパートへの行き方がわからない、
と言っていたから、私は一緒に行くことにした。
そして友広くんは、家族以外でバスに乗ることにとても興味を持ってるみたいだ。
『お姉ちゃん、こっちこっち!!』
デパートの入口に着くと、友広くんは私の手を引いてデパートへ入っていく。
ランドセルを背負ってる私と比べ、それを背負ってない友広くんは身軽だ。
『あった!!
これだよ、これ!!
ぼくが欲しかったものは!!』