好きのおもさ
『そうだけど・・・』
『いいから、どっか行こ!!』
私が困惑していることも知らないで、友広くんは無邪気に走っていった。
『あ、待ってよ!!』
友広くんに追いついた私は、続けて言った。
『ここは多いんだから、走ってったら転んじゃうよ?
それに迷惑になるから、走らないようにね』
『わかってるけど…
ぼくまだ帰りたくない!!』
通路の真ん中で私にだだをこねる友広くん。
そんな彼に私は降参した。
『わかったよ、もうちょっとここにいよう。
少しウロウロしたら、帰るからね』
『やった~』
ようやく満足してくれた友広くん。
喜びに見せた笑顔が、私をほっとさせた。
『あ~これ欲しいな!!』
それから私と友広くんは、デパートの中を散策した。