好きのおもさ

だけど私のこの発言で、2人の口が緩んだ。


それでも何も言わなかった。






「美味しかったね~」


ようやく注文していた食べ物を食べ終わった。


満足感のあまり私たちは椅子によこう。



「こんな風に晩御飯食べるのって、いいもんだね」


私は目を細めて言った。



「でしょ!?


また来ようね!!」



「その時は、俺もいるよな!?」



河辺さんの提案に、焦る佐川君。



「いてもいいんじゃない?」


そして上から答える私。


河辺さんが席を立つと、私も椅子を引いた。


伝票を河辺さんが持つ。



みんなで財布を出し、カウンターに向かった。



「割り勘でいいでしょ?」



「うん」  「おー」



会計を済ませた私たちは、店を出た。



< 250 / 471 >

この作品をシェア

pagetop