好きのおもさ
だけど私のこの発言で、2人の口が緩んだ。
それでも何も言わなかった。
「美味しかったね~」
ようやく注文していた食べ物を食べ終わった。
満足感のあまり私たちは椅子によこう。
「こんな風に晩御飯食べるのって、いいもんだね」
私は目を細めて言った。
「でしょ!?
また来ようね!!」
「その時は、俺もいるよな!?」
河辺さんの提案に、焦る佐川君。
「いてもいいんじゃない?」
そして上から答える私。
河辺さんが席を立つと、私も椅子を引いた。
伝票を河辺さんが持つ。
みんなで財布を出し、カウンターに向かった。
「割り勘でいいでしょ?」
「うん」 「おー」
会計を済ませた私たちは、店を出た。