好きのおもさ
宇川君って…人の気持ちがわかってるのか、わかってないのかよくわからない。
どうしてそこまで察そうとするの?
でも私はあの言葉の先を言ってもらいたくなくて、自分の言葉を言って被せた。
「違う!!友広くんは何も悪くない!!
だから友広くんを悪者だって決めつけないで!!」
そう、友広くんは何も悪くないのだ。
それなのに友広くんが悪者扱いされようとしている。
たった一人によって。
それでも私は許せないのだ。
「ごめん…」
少し立ち上がった姿勢を元に戻す。
だけど宇川くんの気持ちは元に戻らない。
「じゃああの二人に何されてんだよ!?
何言われてんだよ?」
回答に困る。
だってあの2人がやってることは、傍から見れば私を陥れてるんだから。
でもそれをさせたのは私だ。
「中島君と白川さんにも、非はないんだ」
「お前を泣かせておいてか?」
「ぇ?」
宇川くんは机に肘を置いて、私との距離を少し詰める。