好きのおもさ
先生の簡単な指示で動く、学級委員の新上香さん。
見た目は見るからに仕事を難なくこなしそうな人だ。
一日の最後の時間、7限の授業を受けている。
最後の時間だというのに、いい気はしない。
だってまた明日も登校しないといけないからだ。
その次の日も、また次の日も。
心に曇がかかる。
私はどんどん周りの雰囲気を遮っていった。
だから委員長の話なんて聞かずに、そのまま机に突っ伏した。
「今文化祭でやることで出た意見は、黒板に書かれている通り、
劇、合唱、演奏、ミュージカル
です。
とりあえずステージ発表となったのですが…
これ以上意見が出ないみたいなので、この中で多数決をしたいと思います」
新上さんの説明をだんだんと真剣に聞き始める。
ステージ発表なんだ…
よりによって目立つことをしたがるとは…さすが私のクラス諸君。
新上さんは多数決を提案すると、そのままみんなに挙手させた。
私はそこまでやる気ないし、話し合いに真面目に参加しなかったため、手を上げなかった。