好きのおもさ
「じゃあ加奈ちゃんは何がしたい?」
冷静に質問を変える、新上さん。
この冷静さがすごいと思う。
私はみんなの視線を浴びてる中、さっき考えたことを言おうと決意した。
「ステージの上でマジックショーやってみたい」
私の意見に、一時クラスは歓声が上がった。
学級副委員も賛同して、黒板に書き出した。
「じゃあさ、マジックショーでよくね?
劇とか合唱は、他んとこもすんだろーし」
ぶっきらぼうに意見する宇川君。
そして周りも私の意見に賛成してくれる。
「マジックショーに賛成の意見が多いみたいですが、反対意見はありますか?」
このままでは本当に私の意見が採用されてしまう。
嬉しい感じはするけど…出来るか不安だ。
「マジックショーって言うけど…
私たち、マジックなんて一度もやったことないのに…
それでもできるようになるの?
あれ、結構難しそうじゃん」
気の強い女子が意見する。
確かに私もそうだと考える。