好きのおもさ
「つまんないな。
何も言い返してこないなんて」
宇川くんがぼそぼそ言ってると、その後ろから声がした。
もちろんこんなこと言う人なんて、決まってる。
中島くんか白川さんのどちらかだ。
私はただほのめかされただけだけど、声の主を見る。
「何でもっと反論しないの?」
白川さんの声。
どうやらさっきの話を聞いてたみたいだ。
「…」
私は何も答えられないでいる。
「あれ?あたしたちにも何も言わないつもり?
つまんないね」
「おい!!
おまえらいつもこいつに何言ってんだよ」
私に挑発する白川さんの言葉に、カチンと来る宇川君。
そういえば体育大会の時に中島君、宇川くんになんか言ったんだっけ。
「じゃあ屋上に来てよ。
そしたら教えてあげるから」