好きのおもさ

「つまんないな。


何も言い返してこないなんて」


宇川くんがぼそぼそ言ってると、その後ろから声がした。



もちろんこんなこと言う人なんて、決まってる。



中島くんか白川さんのどちらかだ。



私はただほのめかされただけだけど、声の主を見る。



「何でもっと反論しないの?」



白川さんの声。



どうやらさっきの話を聞いてたみたいだ。



「…」


私は何も答えられないでいる。



「あれ?あたしたちにも何も言わないつもり?


つまんないね」



「おい!!

おまえらいつもこいつに何言ってんだよ」



私に挑発する白川さんの言葉に、カチンと来る宇川君。


そういえば体育大会の時に中島君、宇川くんになんか言ったんだっけ。



「じゃあ屋上に来てよ。


そしたら教えてあげるから」



< 294 / 471 >

この作品をシェア

pagetop