好きのおもさ
中島くんがそう言うと、白川さんと2人で微笑み合う。
「行くぞ」
宇川くんは私の意見も聞かず、二人についていこうとする。
…やだよ。 何で行かなきゃいけないの。
さっきまで話し合いで少しは自分が成長できたっていうのに。
また逆戻りしないといけないじゃん。
「おい、どうした? 行くぞ」
私に聞いているみたいだが、強制的に行かせようとしている彼。
わかってるよ、行けばいいんでしょ。
私は心の中で反抗しながら宇川くんを追い越して行った。
屋上に着くと中島くんは、柵に寄りかかっていた。
その隣に白川さん。
やっと来たか、とあざ笑う感じで。
二人に近づくと、突然拍手された。
「な…に?」
私の歩調に合わせて、宇川くんも一定の距離を置いて隣に来る。
「よく出来ました〜」
中島くんがぶっきらぼうに私を褒める。