好きのおもさ
もっと彼を知りたいと思い、彼の名札を見てみる。
すると五十嵐と書いてあった。
かっこいい名前だな。
…こんな感じで今日も準備を進めた。
「じゃあ今日の所はここまで!!
各自できちんと片付けをして、解散してください」
大きな声で呼びかける新上さん。
私は自分の片付けを済ませると、教室を出ようとした。
「おい立山!!お前もう帰んのかよ!!
待って、俺も一緒に帰る!!」
慌てて片付けを済ませようとする、宇川君。
彼の前には鴫宮(しぎみや)くんが居た。
彼はいい感じの笑みをしていた。
からかう意味で。
「何で私…宇川君と帰んなきゃいけないの」
冷たく放つ。
「うわっ。冷たい。
いいじゃん、別に。
ほら、外見てみろよ。
日が暮れてるじゃねぇか。
だから一緒に帰っても悪くはないと思うけど」