好きのおもさ
正直に質問に答えると、後に自問した。
ここは素直に答えてよかったのだろうかと。
「まぁいいや。
それはつまり無意識にやってるってことだろ?
立山がようやく俺の方を見てるってなると、俺嬉しいし」
宇川くんも私同様素直に言ってくれる。
そのことに少し安心する。
私は無言で前を向きながら歩いている。
左側の方に橋が見える。
あまり通ったことのない道だ。
不意に自分はそっちを見ていた。
「立山、あそこ行きたいのか?」
わかっているように聞いてくる彼。
「いい。 まっすぐ帰る」
ぶっきらぼうに答える自分。
こんなやりとりはもう見慣れたものだ。
「…今度さ。 俺ん家来る?」
「え…?何で?」
突然の誘いに驚く私。
彼に何があったんだろう。