好きのおもさ
「何で?用がないとお前を呼んじゃダメなのかよ」
ほかの人だったら別にありだと思うけど…
私はなしじゃない?
「そんなことないけど…
私、外出るの好きじゃないから行かない」
「少しくらいいいじゃん!!
外に出ることになるけど、目的地は中じゃん!!
な?来いよ」
そんなこと言われてもなぁ。
困惑しながら私は帰路を歩いている。
「それに弟だってお前を気に入ってるし」
弟…
あの子はただ私を変な目で見るのが好きなだけでしょ。
弟がいるから。その理由で行きたくない理由を成立させることもできる。
「私、あの子苦手…」
「あ?れおんが無理だっていうのか?!」
へぇ。弟の名前れおんって言うんだ。
とにかく宇川くんの言葉に頷く。
「まぁ!!とにかく。
今から行こうぜ」
「…は?どこに?」