好きのおもさ

「大変だったな…」


話が重すぎて、おそらく宇川くんはこれくらいの言葉しかかけられないことがわかった。



それだけで十分。



まだ話の続きはあるけど、もうこれくらいでいいよね。



私にとっても思い出したくないことだから。





「宇川くん」


「なに?」


深呼吸をして、私は彼に告げる。


「ありがとう。色々と。


私、ここに来て、宇川くんに出会えて、世界が変わった。


本当にありがとう!!」



私が真剣にお礼を言うと、照れくさそうに小さな声で返事をしてくれた。









「じゃあ立山、俺に全て話してくれたことだし、付き合おうよ」




「ーーーえ?  ごめん、まだそういうのはよく考えられない」



幾度か言われているこの宇川くんのセリフ。


まだ慣れなくて言われると、ついつい照れてしまう。



いつか宇川くんの思いに応えられるといいな。




「いつか付き合ってあげるよ、れおとくん」







              *END*


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