うさぎさんうさぎさん
「好きです!俺が幸せにします!結婚を前提に付き合いましょう!」
と、私に手を差し出してきた。
私はこの状況が可笑しくて大声を上げて笑ってしまった。
うさぎは不思議そうな目を私に向ける。
「友達からね」
そう彼の手をギュッと握った。冷えた手に温かさが染み渡った。
「よっしゃあああ!」
うさぎは高く飛び上がった、馬鹿みたい。
こんなおばさんのどこがいいの。
私は鞄からスマホを取り出し、かつての彼の連絡先を消去した。
この子といたら、彼の事なんて忘れてた。
もしこのうさぎがいなかったら、あんな奴を思って泣いていたかもしれない。彼にすがりついてたかもしれない。