Golden Apple
面白い冗談だな、と肩を竦める。
情が沸いてそんなことするくらいなら、もうずっと前にあたしは向こうに寝返っていただろう。
「なに、もしかして妬いてんの?」
「そうですよ」
「やっぱり、……え?」
素直に返ってきた言葉にきょとんとする。
「クラギには直球の方が効くそうなので」
「…よくお分かりで」
「では、行かないでください」
手を引かれて、ベッドに伏せそうになった。その隙をつかれて、唇を重ねられる。角度の変わるそれをあたしも甘んじて受け止めている。